先生、先輩、友達。

イチロウ

2011年09月09日 14:04



マンボ松本さんが死んじゃったらしい。
信じられない








マンボさんが初めて高山に来たのは2年前の秋だった。
ブルースハーピスト妹尾隆一郎さんのバンドのツアーだった。
僕は『サックスで何曲か一緒に演奏したら?』と言われて、ライブ会場にいた。
妹尾さんといえば、もはや伝説と言っていいほどのブルースマンである。
サザン、かまやつひろし、憂歌団、泉谷しげる、B'Z、プリンセス・プリンセス、etc,etc...
共演したアーティストは数えきれない。
日本のポップスをハモニカで支えてきた"Living Legend"である。
僕はガチガチに緊張していた。
そんな僕に優しく声をかけてくれたのがマンボさんだった。

『イチロウ君、サックス、ものすごいBLUESしてるねぇ〜』

リハーサルの1曲目の直後、
あの独特の笑顔でそう言ってくれた。
本当に救われた気持ちだった。
ツアーメンバーだった『THE TWINS』の小竹直、小竹親兄弟も、
見た目はコワイけどとても優しい人達だったし、
『ゴッドファーザー』妹尾さんも気さくな素晴らしい方だった。
でも、なによりありがたかったのは、マンボさんの笑顔だった。
あの笑顔で『武装解除』しない人はいないだろう。
あの笑顔のおかげで、僕はリラックスして本番を迎えることができた。

ライブが大盛況だったので、次の年も同じメンバーで高山にやって来てくれた。
『久しぶり〜!元気やった??』
って。
もう友達である。
このときは『高原茂樹とハイマウンテン☆プレイボーイズ』が前座をつとめた。

『イチロウ君、唄、いいねえ〜!』

マンボさんがまたあの笑顔で言ってくれた。

嬉しかった。







『大西ユカリと新世界』のメンバーとして音楽活動を始めたマンボさん。
数年前にソロデビューしたばかり、これからの活躍を本当に楽しみにしていたのに。。。

笑顔を絶やさない人。
申し訳なさそうにいつも笑ってた。

マンボさん
もっと話したかった。
また一緒に演奏したかった。

早過ぎるよ
いくらなんでも









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