最後はもちろん。。。

イチロウ

2011年08月17日 00:30



この姉弟!








ご存知カルさんとK2です。

先日、ホテルアソシア高山リゾートのラウンジで行われていた、
『清水イチロウピアノコンサート』に2人で来てくれました。

(アソシアでは2年間もの長きにわたり、この企画を続けてくれて、本当にいい経験になりました。
総支配人もMマネージャーも素晴らしい方で、続けられたのは彼らのおかげといってもよいくらいで、、、
なのに僕の気まぐれを聞いてくださって、今年の3月で最終回となったわけです。
聴きにきてくれた皆さん、スタッフのみなさん、本当にありがとうございました。
でも、またいつか必ずアソシアでピアノ弾きますから、その時はヨロシクお願いします。m(_ _)m)


去年の夏にカルさんが癌を告知されてから、僕らは一緒にいる機会が増えていました。
抗癌剤治療の合間に時間を作ってくれて、一緒に食事したり、家に呼んでもらったりするたびに、逆にこっちが元気づけられるといった具合でしたが、、、。
ある日、僕はカルさんに『これで最後にするつもりだから、アソシアに聴きに来てよ』と言いました。
『じゃあリクエストしていい?』とカルさん。

『Mr.Childrenの"HERO"演って』

僕はMr.Childrenがあまり好きじゃないので、正直『困ったな。。。』と思いました。
でもどうしても来て欲しかったので『いいよ』と答えました。

最終回で共演したのは、Pマスの愛娘Mちゃんとその親友のIちゃん。
Mちゃんに『HERO』を唄って欲しいとお願いしたら、Mちゃんも相当困っていました。
Mちゃんはぜんぜんライブの経験はないのですが、
始めて彼女の唄を聞いた時から僕は彼女の唄の虜です。
Mちゃん、ライブ当日までほとんど時間がない中、
初めて聴くという『HERO』を一生懸命練習してくれました。
僕も譜面を見なくても演奏できるようになるまで、毎日練習しました。
少しMr.Childrenが好きになりました。


『HERO』 by 桜井和寿

例えば誰か一人の命と
引き換えに世界が救えるとして
僕は誰かが名乗りでるのを待っているだけの男だ

愛すべきたくさんの人達が
僕を臆病者に変えてしまったんだ

小さい頃に身振り手振りを真似てみせた
憧れになろうなんて大それた気持ちはない
でもヒーローになりたい ただ一人 君にとっての
つまずいたり転んだりするようなら そっと手を差し伸べるよ

駄目な映画を盛り上げるために簡単に命が捨てられていく
違う 僕らが見ていたいのは希望に満ちた光だ

僕の手を握る少し小さな手
すっと胸の淀みを溶かしていくんだ

人生をフルコースで深く味わうための幾つものスパイスが誰もに用意されていて
時には苦かったり渋く思うこともあるだろう
そして最後のデザートを笑って食べる君のそばに僕は居たい

残酷に過ぎる時間の中できっと十分に僕も大人になったんだ
悲しくはない 切なさもない
ただこうして繰り返されてきたことが
そうこうして繰り返していくことが
嬉しい
愛しい

ずっとヒーローでありたい ただ一人 君にとっての
ちっとも謎めいてないし今更もう秘密はない
でもヒーロになりたい ただ一人 君にとっての
つまずいたり転んだりするようなら そっと手を差し伸べるよ




演奏しながら、僕は中学生の頃のことを思い出していました。
カルさんやMさん、Yさん・・・松中女子ハンドボール部の先輩達が、
昔の山都スポーツの前のベンチで楽しそうに話してるのを、
窓を少しだけ開けて、こっそり見ていた時のことを。。。


いまこうして歌詞を書き写していると、
カルさんの愛息『ユー』と『ジョー』のことが浮かぶ。


そして、僕が柄にもなく同窓会の幹事長なんかに立候補してしまったのは、
もしかしたらカルさんに見て欲しかっただけなのかもしれない、とも思うのです。





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