T先輩のこと

イチロウ

2011年07月15日 16:50

昨夜、1本の着信に気づきまして、、、

名前を見たら

『た、た、たたたたT先輩だぁぁぁぁ』

早速折り返しお電話しましたが、ご不在でした。


あれは去年のことでしたか。
近所のコンビニ(徒歩80歩くらい)までママチャリで信号待ち中の私の前方に
高山ではあまり見かけることのない、ドイツ製の純白の高級SUVが同じく信号待ちしておりまして

『かっちょえ〜〜〜、めずら〜、お、飛騨ナンバーやんけ、どりどり、どんなやつが乗ってんのよ、スモークばりばりで見えんし・・・』

てな感じで観察しておりましたところ、信号が青に代わりましたので、
発信しようとママチャリのペダルに足をかけた私の前に、
その純白のSUVが、私の進行を阻止するがごとく、ぬぅーと近づいてまいりまして、

『ゃ、ヤバい・・・(T◇T)。観察しすぎちゃったかも。。。おこ?られる?の?おり。。。』

な私の目前で音もなく停止なさいましたそのSUVのスモークばりばりのパワーウィンドゥが、
これ以上はないという滑らかさで、ゆっくりオープンしまして、、、
徐々に現れたそのドライバーのサングラスが、これまたゆっくり外されまして、
あらわれたそのお顔の主がT先輩だったのでした。

T先輩は後続の車のことなど一切構わず、ゆったりとした調子で私の携帯番号を尋ねると、


『今度、釣り行こ。』


とのお言葉を残され、風の如く去って行かれたのでした。

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、私、ひょんなことから去年、釣りを始めました。
高山には何人か有名な釣り師がおられまして・・・
T先輩もその1人で、毎年モンスター級のイワナを何本も釣り上げておられます。
当時、私、釣りを始めたことをそこらじゅうで吹聴しておりましたので、T先輩のお耳にも入ったのでしょう。

今朝はもう一度こちらからかけ直そうかとか、
どんな用件だったんだろうとか、
体育祭での純白の学ランに包まれたお姿や、
開業以来、絶好調の『南仏』という名前のフレンチレストランのことなどが、
代わる代わる頭に浮かびまして、
そんなところに、T先輩からの着信が。。。。








2コ上の先輩って、中学の時はもう高校生に見えたし、高校の時は大人に思えるもので、
いくつになっても最敬語、最敬礼、最も緊張する方々じゃないですか?

電話が終わって、正直、ホッとしたっていうか、、、。
実際は T先輩、大変ジェントルな方なんですけどね。

このブログを見てくださってること
応援してくださってること
いい同窓会になるといいね

そんな内容でした。

もっぱら川釣りで有名なT先輩が、最近海釣りを始められたって噂を聞いていたので、
いつか海釣りをご一緒することを約束して、電話を切ったのでした。

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