Cinderella Story
3年I組mikiちゃんは 私が生まれて初めて参加したバンド、
The Choco Baller(s)の初代ドラマーでした。
The Choco Baller(s)は私、ケロ、ヤス、ニッシーを中心に結成されたビートパンクバンドで、主に当時大人気だった、
Jun Sky Wallker(s)のコピーバンドとして活動しました。
初めてのライブで緊張気味の筆者 隣のニッシーが腕に変なの巻いてる
mikiちゃんがガールズバンドに引き抜かれたため、代わりのドラマーにキンヤを迎え、文化祭の
格技場ライブではトリを努めました。
高校時代、担任の山本先生の誘いで
Shoulder to Shuldrerコンサートに行ったmikiちゃんはそのライブで素晴らしいドラミングをみせる
美少年に
一目惚れしました。
ライブ終了後、そのドラマーに握手を求めに行き、美少年ドラマーはそれに応じました。
時は流れ、mikiちゃんは恋におちました。
相手は私とよく演奏を共にする
和典くん。
和くんと私はとても気が合うばかりか、古川のケーキ屋さんで一緒に
ロールケーキを食べたり、深夜のファミレスで
ミックスグリル定食を食べたりと、食の好みもぴったり。
二人で
『メタボリック・グラマー』ってバンドをつくろうなんて話したりしながら、高脂肪、高カロリー食をほおばる毎日を送っていました。
そして和くんとmikiは結婚し、私と和くんが昼下がりの主婦らに交じってカフェでお茶することもなくなりました。
でも和くんと私は、前回ご紹介した
Shoulder to Shoulderなどのイベントでは、よく一緒に演奏していました。
そんなある日、和くんが私に言いました。
『ゆうべさぁ、mikiに昔の
Shoulderのビデオ観せてたんだぁ、そしたらさぁ、きゃー、このかっこいい人覚えてる!あたし、握手してもらったんだ〜、懐かし〜、この人、いま、何してる?、なんて名前??ってゆーんだわぁ、、、』
『ふ〜ん、で、誰なの?その人。』と私。
『オレなんだ』
縁は異なもの味なもの、とはよくいったものですが、
いったいぜんたいこの場合、mikiは幸せなのか、不幸せなのか。
和くんのその時の気分は、嬉しかったのか。嬉しくなかったのか。
この一件を思い出すたびに複雑な気分に陥るのです。。。
でもなんかシンデレラストーリーと言えば、言えなくもないような気が、するようなしないような。。。