考えるヒント Ⅱ

イチロウ

2011年07月09日 13:10

『したり顔』

本当にうんざりするのは、ダジャレの犯人のこれなのかもしれません。

ダジャレそのものにはほとんど罪はない、とすら言えるでしょう。

試しに、次の例文がダジャレという行為の「ゲームの規則」を理解したばかりの
二人の幼児の間で交わされたものだと思ってみてください。


こういちくん 「醤油?ソース?どっち?」
かずのりくん 「ソーッスねぇ・・・」
こういちくん 「あ、しょうゆーことか・・・。」


どうでしょう
まったく微笑ましい光景に一変してしまいましたね。

では何故、したり顔は人を苛立たせるのでしょう?
「したり顔」言い換えれば、「してやったり顔」の先にあるもの。
それは「したり顔」を向けられた我々が強いられる、非常に居心地の悪いあの感覚です。
ダジャレ発話者は、我々になんだかの反応を強いているわけです。
それはまるで、答えの無い「なぞなぞ」をしかけられるのに似ています。

思い出してください。
一休さんに「この屏風の虎を退治してみよ」と言ったときの将軍様の「したり顔」を。
我々には一休さんのように「とんちをひね」っている時間はありません。
あらかじめ、「答えの無いなぞなぞ」に対する「答え」を準備しておく必要があります。

私が考え得る唯一の答え
それは「どや顔」です。
「したり顔」の歌丸の洒脱に勝るのは、好楽の「どや顔」の下品さしかないからです。
しかも「ウケる〜!」と一度ヤラれておきながら「どや顔」で対峙すること。
肉を切らせて骨を断つ、わけです。


「あ、しょうゆーことか・・・。」


「ウケる〜〜!」


いかがでしたか?
今回の同窓会であなたを待ち受けているかもしれない様々な「ダジャレ」のために
いまから準備しておくのが良いでしょう。



最後に幹事長の「どや顔」を。。。


「ウケる〜〜!」

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